四国三十六不動霊場とは

四国三十六不動霊場への いざない

仏説聖不動経
爾の時に大会に一人の明王あり。この大明王は大威力あり。
大悲の徳の故に。青黒の形を現じ。大定の徳の故に金剛石に坐し。
大智慧の故に大火焔を現じ、大智の剣を執って貪瞋癡を害し。
三味の索を持して難伏の者を縛し、無相法身虚空同體なれば其住処もなし。
但衆生心想の中に住したまふ。
衆生のの意に随て利益を作し所求圓満せしむ。
爾の時に大会。
この経を説くことを聞きて皆大に歓喜し信受して奉行したてまつりき。

不動明王

お不動様は、我々衆生を救わんが為に、四弘願という願をもたれており、
それは
我が身を見るものは、菩薩心をおこし
我が名を聞く者は、悪を絶ち善を修す
我が説くを聴く者は、大智慧を得
我が心を知る者は、即身に成佛す
と内に大慈悲の心を抱き、外に忿怒の相を現し、つねに火生三昧に住して、
我々の煩悩を焼き尽くし、悪魔や怨霊、邪念を退散させ、信じ祈る者を現在より
密厳浄佛土の来世まで、乃ち現当二世にかけて守って下され、
助けずにはおかない有り難い佛様でございます。
お不動さまの霊験を信じ、お加護に浴した人々は、古来より数限
りなく世の人の知るところであります。不動信仰は、時代と共に大いに盛んになり
、各地の由緒あるお不動さまの霊地を巡拝し、「おカゲ」を身体で体得し、ご利
益をいただくという。 霊場巡拝は、諸願の成就を祈ると共に、
現代病という名の、もろもろの病に苦しむ人達にとっても、
お不動さまの心を、心とすることに、真実の救いがあり、おカゲがあり、
幸せの道につながるものと、確信致します。
どうか不動霊場巡拝を通じて、一人でも多くの方々が、お不動さまと有難い勝縁を
結ばれ、お加護を受けられますよう、心よりお祈り致します。                   合掌

三十六童子